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― 院長ブログ ―

2022-07-01


CATEGORY  |  未分類

虫歯予防が脳出血予防につながる

南海和歌山市駅から車で5分のマルヤマ歯科です。

虫歯予防が脳出血予防につながるという記事です。少し長い文章ですが、ご笑読下さい。

脳出血から身を守る

なかなか名前が出てこなかったり、名前や言葉が出てこないことが、将来大変な事態を招く可能性があることが最近の研究でわかってきたのです。脳出血は、高血圧が原因で激しい頭痛とともに意識不明となり、数時間以内に処置しなければ命を落とすこともある重大な病です。

4年前脳出血の衝撃的な新事実が発表されました。60~70歳代の健康な男女140名の脳を特殊なMRIで検査したところ、およそ3人に1人に脳出血を起こした痕跡が発見されたというのです。何の症状もなく普通に生活している健康な人の脳内で既に脳出血が起きているとは・・・・?一体どういうことでしょうか?これまでは脳出血といえば強い症状が出て初めて診断されたものが脳出血でしたが、最近分かってきたことはMRIの進歩にもよりますが、無症状であっても小さな脳出血があることがわかってきたのです。健康な人でも小さな脳出血が日常的に起こるそれが将来の大出血の前触れとなっていることが判明。早期発見することで命にかかわる大きな出血を防げる可能性があるということです。人の名前や言葉が出てこない人の脳の中では小さな脳出血が起きている可能性があるということです。

では一体どうすればいいのか?今小さな脳出血がおきているかどうか、1分間の簡単なテストで推測することができます。1分間言葉思い出しテスト 50音のある1文字から始まる言葉を1分間に何個言えるか?をみるテストです。例えば「あ」 「あ」から始まる言葉をできるだけ沢山言う。雨、赤い、歩く。アリ、朝日、汗・・できるだけ沢山言って下さい。

ルール  ①名詞、動詞、形容詞何でもいいです。

②人名や地名など固有名詞はNG

③「雨」と「飴」など読み方が同じ言葉。「雨」と「雨音」     など同じ単語が重複する言葉はNG

言ってしまった場合は、どちらか1つだけカウントします。実はこれ、

実際の医療研究の現場で使われる医学テストなのです。成績の悪い人に小

さな脳出血が発見されやすいことが分かっているのです。このテストの基

準値は1分間に10個以上答えられるかどうかです。10個未満であれば、

小さな脳出血の可能性ありと診断します。早期発見すれば大きな出血を防

げるチャンスがあるということです。言葉が出てこなかった方のほとん

どの方に小さな脳出血みられた。この小さな脳出血となかなか言葉出てこ

ないということと一体どういう関係があるのでしょうか?

小さな脳出血は脳の比較的深い部分、基底核という場所に起こりやすい。

そこに微小な出血が起こると、言語を次から次へと紡ぎだすような、そう

いう機能にも障害が起こるのです。脳の中で記憶している言葉を口に出す

能力は脳の中央にある基底核と呼ばれる部分がうみ出しています。実はこ

の部分にある毛細血管は非常にもろく小さな出血を起こしやすいと言わ

れています。そのため、ひとたび出血すると周りの神経の情報伝達がスム

ーズにいかなくなり、人の名前が出てこなかったり、言葉がなかなかでて

こなくなるという症状が出てくる可能性があるのです。

言葉が出てこないのが、小さな脳出血のサインなのです。50音の1文字

から始まる言葉を1分間にできるだけ沢山思い出す。10個未満であれば

小さな脳出血のリスクあり。10個に届かなかった方もご安心下さい。

今から予防すれば将来の大きな脳出血を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞は聞いたことがあるが、隠れ脳出血もあるのですか?

ここ10年のMRIの進歩で小さな脳出血の存在がわかってきた。

小さな脳出血が1つでもあると将来大きな脳出血のリスクが10倍とな

り認知症のリスクが2倍になると言われています。小さな脳出血は自然に

消えることがない。大きな脳出血の警告ととらえて、小さな脳出血を早期

発見し将来の大出血を予防することが大事です。そのために必要なことは

小さな脳出血が起きる原因を知る事なのです。脳出血の原因となると、大

きな脳出血は高血圧、小さな脳出血は血圧以外に原因があることがわかっ

てきた。小さな脳出血の原因をなくすことで、将来の大出血を予防できる

ことになります。

小さな脳出血の原因は一体何なのか?脳内の毛細血管の内壁は血管内皮

細胞で覆われている。びっしりはりめぐらされている1つ1つが血管内皮

細胞という細胞です。ところが年齢とともに動脈硬化が進むと血管内皮細

胞がはがれてくる。これが今回の小さな脳出血の原因なのです。

血管内皮細胞がはがれるとある生き物がくっつくことわかってきた。

この生き物こそ小さな脳出血起こす真犯人。この正体は虫歯菌口の中で

繁殖し歯を溶かす虫歯菌が小さな脳出血を起こす。それが命に関わる脳の

大出血のリスクを高めてしまうと言うのです。しかし、一体何故虫歯菌が

脳の血管を破るのでしょうか?口腔内の虫歯菌その中でも特に悪玉虫歯

菌が細い血管にくっついて、それを最終的に破壊してしまうということが

わかってきました。血管を破壊する悪玉虫歯菌の存在。口の中でこの悪玉

虫歯菌が増殖すると、口腔内の傷口などから体内に侵入、通常であれば免

疫細胞が処理するのですが、数が多すぎると免疫細胞が処理しきれず全身

を循環し、やがて脳の毛細血管に到達すると動脈硬化等ではがれた血管壁

に付着し徐々に溶かし、やがて小さな穴をあけ出血を引き起こす可能性

があることがわかってきたのです。しかも悪玉虫歯菌は現在虫歯がない人

でも一度でも虫歯になったことがある人であれば繁殖している可能性が

あるといいます。でも、ここで1つ疑問が。同じ虫歯経験者なのに何故脳

出血がおこる人と起こらない人がいるのか?実は小さな脳出血が起きる

理由がさらなる検査で明らかになったのです。

Q・虫歯治療しても虫歯菌はなくならないのですか?

虫歯菌は1回住み着いてしまうと、虫歯を治療しても悪玉虫歯菌はなくな

りません。完全に除去するのは不可能です。

Q・悪玉虫歯菌をもっている人は生れつきもっているのですか?

生まれつき持っている人はいない。すべて他人から感染したものです。主

にその感染源は親から口移しで食物もらうときに感染する。ご両親が最も

多い。

Q・キスでも感染するのですか?

成人後ならほとんど感染しない。口の中の細菌の分布というのは3歳まで

で決まると言われています。3歳以降だと、いくら菌が入ってきても定着

せずに死んでしまうのです。

Q・一度虫歯になった人はどうすればいいのですか?

悪玉虫歯菌が仮にあったとしても数が異常に増えなければ問題ない。

血液の中に入っても免疫細胞がやっつけてくれるのです。悪玉虫歯菌の数

を増やさないようにすることが大切です。そのため歯磨きで悪玉虫歯菌を

抑えることが必要ですただ重要なことは歯磨きをしていても、悪玉虫歯

菌が増えることがあるのです。それが同じ虫歯経験者の中で小さな脳出血

を起こすか起こさないか分けるポイントなのです。全ての人の身体には虫

歯菌を殺す働きが備わっているのです。唾液に殺菌成分が含まれている。

唾液の中に含まれるラクトフェリンと呼ばれる殺菌成分が悪玉虫歯菌を

抑えてくれるのです悪玉虫歯菌を増やさないポイントは唾液をしっかり

だすことです。小さな脳出血のあった人は唾液不足により悪玉虫歯菌が異

常増殖していた可能性があると判明した。唾液の分泌量は加齢とともに減

少する。夜中にのどが渇いて目が覚めるとか食べ物が飲み込みづらい人は

要注意。自覚なくても唾液不足の可能性あり。ではどうすればいいのでし

ょうか?唾液不足から悪玉虫歯菌が大量に増殖し小さな脳出血を引き起

こしていた可能性がある。将来の脳出血予防が期待できる唾液アップ法が

あります。詳しく知りたい方は右のサイトをご覧ください。 https://serai.jp/health/272794

①大きな唾液腺として耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。そこを

ほどよくマッサージすることで唾液の分泌量多くなる。

②唾液を増やす口(くち)ストレッチ詳しく知りたい方は右のサイトをご覧ください。https://www.kokucare.jp/training/training/kokunai/

ⅰ唇のストレッチ 唇をウーとすぼめ約5秒キープ 次はイーと横にの

ばして5秒キープ これを1セットとして5回繰り返す

ⅱ頬のストレッチ 口を大きく膨らませ約5秒キープ  次に思い切りし

ぼませて約5秒キープ これを5回繰り返す。

ⅲ舌のストレッチ 大きく突出し左右上下とゆっくり動かす これも5

回繰り返す

この3種のストレッチを朝昼晩1日3回を目安に行うことで唾液の分泌

量アップが期待できるのです。脳出血のリスクを下げるという意味では唾

液腺マッサージと口(くち)ストレッチを継続するとが非常に重要です。

勿論食事の時よく噛んで食べることが唾液分泌するには大切です。虫歯を

治療して唾液の分泌を多くして小さな脳出血を防ぎましょう。

 

 

 

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