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― 院長ブログ ―

2022-07-28


CATEGORY  |  未分類

嚙み合わせが悪いためにおこった筋肉緊張性頭痛

南海和歌山市駅から車で5分のマルヤマ歯科です。

51歳の女性。主訴は左上2番の脱離です。問診により約10年前より頭痛があると聞きました。痛み止めは飲みすぎたため、それだけでは効かなくなり、病院で処方された筋弛緩剤と併用すると数時間楽になるそうです。「歯の嚙み合わせが悪いのではないかと思っていたがどうしようもできなかった。」と言っていました。

 

 

 

 

 

 

これらの写真を見るとよくある口腔内です。しかし側面からの模型の写真を見ると鉛筆で書いたラインより上の部分があごを左右前後に動かす時に引っかかり、あごが動かしづらくなります。紙に赤鉛筆で書いたところがコリや痛みのある所です。

 

 

 

 

 

 

その時服用していた痛み止めと筋弛緩剤です。

 

 

 

 

 

 

下あごの前方側方運動をしてもらいますと、右から左方向へは少し動くが、前方向と左から右方向へは嚙みこむだけで全く動かなかった。「奥歯のかぶせものを入れた時、パチッとはまりこんだようで、下あごが全く動かせなくなり、動かすのは悪い」と思っていたそうです。博報堂歯科診療所に勤務していた石幡伸雄先生に「動きにくいあごが動くようになると症状が改善される」と教えていただいていたので、咬頭干渉(引っかかり)を取るためスプリント(マウスピース)を作りました。毎日装着してもらい、

 

 

 

 

 

 

動きづらかったあごを動かせるようにするため加藤元彦先生考案の「アゴの体操」もしてもらいました。徐々にあごが動くようになりました。(詳しく知りたい方は院長ブログ7月21日を参照してください)

あごが自由に動くようになると約10年前より続く頭痛が取れました。

あごが左右前後に動かすことができるようなかぶせものに作り変えました。

 

 

 

 

 

 

奥歯の嚙み合わせが悪いためにおこった筋肉緊張性頭痛の症例です。

 

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